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Channel: 紀州のプーさん のんびり日記
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エレメンタリー4 ホームズ&ワトソン in NY #15 「大いなる遺産」

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「大いなる遺産 / Up to Heaven and Down to Hell」

(HPより)

ある建物の10階のバルコニーから女性が落ち、歩道にいたジェイソン・リアリ

ーという男性に激突、2人とも死亡した。落ちたのは76歳のロザリン・グレアム

で、認知症の兆候があった。事故か自殺とみられたが、バルコニーの写真では手

すり付近に足乗せ台があったが、ホームズはロザリンが関節炎だったことから、

足乗せ台は動かせなかったはずと考える。部屋を調べると、関節炎の薬が別の錠

剤にすり替えられていた……。

(以下、私的感想です)

グレッグソン警部が以前交際していたで元刑事のペイジと夕食をとっていた店に

偶然ワトソンが来て鉢合わせになる。翌日警部は彼女の事を明かす。事件で押収

した金を刑事達が横領しペイジも断れず受け取り、それが原因で辞職していた。

だが昨夜の食事後にまた別れたと言う。バルコニーに置かれたソファーは何者か

がロザリンを突き落とす為に置いたのは明白で裏側にはその人物とおぼしき血痕

が付着していた。ロザリンの子供の1人アランは医師で弁護士同伴で出頭して来

る。薬の差し替えを認める。理由は遺産の相続を子供達にはせず飼い犬にしたの

で薬を飲ませて心神喪失状態にさせたと自供する。だが実の親を殺す筈がないと

否定する。ロザリンの財産管理を任された弁護士をベル刑事らは追及するが、彼

は即否定。「こんな揉めるのがわかりきった案件を喜んでホイホイ引き受けた訳

ねーだろ。ばばぁのこのクソ犬はあんたらが飼うかい?」一方ワトソンはペイジ

を訪ねる。彼女は辞職して責任をとったのだし警部から身を引く必要はないと言

い、別に理由があるなら警部に説明して欲しいと諭す。事件ではホームズの調べ

でロザリンは不動産王のハル(シーズン3第6話参照)と取引を予定していた。そ

れは所有する建物の空中権だった。この街の建築物には空中権が付く。建物の上

空を管理する為だ。この街の建物の空中権を片っ端から手に入れていたハルは、

ロザリンとも交渉中だったが彼女の死で予定は頓挫した。ホームズはハルに会っ

て話を聞く。彼のビルを設計したブスケの元には脅迫状が頻繁に届いていた。こ

のビル建設によって建物の眺望が失われると言って反対団体のリーダーのデレク

・オニールが脅迫していた。ところがスットコドッコイ、オニールにロザリン殺

害は無理だった。なんと5日前に事務所で惨殺されていたのだ。団体の証言から

オニールはブスケの部下リームと会っていた。そしてオニールに建築情報を流し

ていた。それを知ったブスケはリームを解雇。その翌日オニールは殺害された。

だがその情報の為に殺人を犯したりはしないと主張するが、その情報を見せろと

言うと「嫌だ」と答える(どないやねん!)。署では警部の元へペイジが訪ねて

来る。別れた理由は多発性硬化症になったからだと告げる。あまりのショックで

言葉を失う警部。市への建設計画ではハルが予定していたビルは当初の63階から

40階建てに変更されていた。ホームズは当初犯人は2人いると推測したが、ビル

を低くするのが目的なら犯人は1人、それはブスケだと断定。こやつは63階建て

のビルを設計するがあまりにも不安定な構造で倒壊の危険性をはらんでいた。し

かしドバイや東京などでも仕事が決まっており変更が難しかった。それで評判を

落とさない為にロザリンを殺害して空中権を凍結させた。そして部下によって漏

れた情報書類をオニールの事務所に侵入して回収しようとしたがオニールに見つ

かったので彼も殺害したのだった(何たるサンタルチア・・)。事件解決後、警

部はワトソンに会って悩みを打ち明ける。ペイジに病気の件を切り出され、返す

言葉もなかった。でもこのまま別れるなんて考えられない。ワトソンは医師の立

場から彼女の病気が深刻で今後様々な困難が待ち受けていると告げる。でもそれ

ら全てを彼女と共に受け止めるのなら、あなた達はお互い独りじゃない。友達が

いるわよと答える。警部は自信を持ってペイジの元へ駆けつける。彼女の表情に

は笑顔があった。

(今回は・・・)

交際相手が不治の病だからとわかって「はい、さよなら」とは言えないでしょう。

でも敢えて茨の道へと歩む警部とペイジにはハッピーエンドを望みたいですね。

では、また

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