「9月11日の記憶 / Indelible」
洗面所で髭を剃るマック。思わず10年前のあの時の前、妻クレアとの楽しい
一時を思い出す。だが現実の世界ではラジオからあれから10年だと伝えている。
ラボはいつものように・・とはいかないもののアダムは相変わらずでジョーを
ボスと呼んで嫌がられている。マックがCSIを去って4ヶ月。後任はまだ決まって
ないらしい。
眠らない街NYでまた事件発生。バーの用心棒ショーン・ピーターソンが二人組
の強盗に射殺される。巡査部長に昇進して現場に出ているダニーが捜査に当たる。
フラックは店長に話を聞く。閉店前に押し入ってきたサングラスをした二人組が
押し入って現金約2,500ドルを奪って逃走。だが何故か外にいるショーンが射殺
された。
バスで通勤するマック。車内にいる女性を見て在りし日のクレアをまた思い出す。
だがバスが停車して現実に引き戻される。
フラックはバーの店員デヴォンに話を聞く。彼女は強盗が押し入る前に店を出て
いたが、帰る際に二人組とすれ違っていた。一人は黒人だったと言う。だが用心棒
のショーンが店の前にいながらどうやって店内に入ったのか?そしてショーンだけ
を何故わざわざ殺したのか?
マックはCSIを去って今はDNAを採取して研究するパイパー・ラボで勤務している。
そこの女性研究員ハンナに何故警察を辞めたのか聞かれると、つい感情的になって
しまう。クレアの遺体はおろかDNAすら見つかっていないので思わずムキになって
しまった。
10年前のあの朝9時。ちょうどマックは取調べをしていた。周りが騒がしいのに
気づき、TVの前の人だかりを見る。そのTVからはビルに突っ込んだ飛行機の映像
が流れている。直ぐにマックの携帯が鳴る。幸いクレアは難を逃れ、マックは
直ぐに現場を離れるように言う。だが彼女の目の前で2機目がビルに飛び込んでいく。
そして電話は不通になった。クレアの名を叫ぶマックだが・・
CSIのラボに入れ替わり立ち替わりで新ボス候補が見学に来る。その一人のオタクな
男性を見てドン引き状態のアダム。だがその彼の調べで犯人が客から奪い盗った
携帯の位置情報が判明する。
何も知らず金を数えるアホな犯人二人のいる部屋にフラックとダニー率いる捜査
チームが突入。二人をボッコボコにシバキ倒して逮捕する。
逮捕した二人を聴取する。ブラックという名前の白人をフラックが聴取し、ホワイト
という黒人をジョーが聴取する。(ややこしいな。スローで2回見た)だが二人共
強盗は認めるが殺害は否定する。そしてシェルドンの調べでショーンから摘出された
弾は犯人の持つ銃の弾とは一致しなかった。
マックはカフェで初老の男性ヴィンセントと落ち合う。彼は消防士で警察官の
息子を911テロで亡くしていた。今回の10年での追悼式典に関連するプロジェクト
にマックらに協力していたのだ。
マックはそれから消防署へ向かい、式典のパスを受け取る。その時もふとあの日の
光景を思い浮かべていた。ビルから白煙が立ち込め、逃げ惑う人達の光景を・・
カフェでコーヒーを手にジョーもあの日の自分を思い出していた。TVの報道に
釘付けになりながら実家の母親に子供を頼んでいた。マックの声で我に帰る。
式典のパスを受け取り久しぶりの再会を喜ぶ。事件が進展せず、マックに帰って
来て欲しいと言うが彼にその気はない。だがマックは「何事もダブルチェックだ」
との金言を与える。
ジョーはラボで現場の血痕を徹底的に検証する。すると直接擦られた跡と犯人の
着衣で擦られた跡の2種類があったのがわかった。つまり強盗以外の誰かが出て
行ったのだ。ジョーはデヴォンが怪しいと睨む。
ジョーは血痕の説明をフラックにしてデヴォンが怪しいと話をする。その時
フラックもふとあの日の自分を思い出す。怪我をした若い女性を連れて白煙で
前後もわからないような中を避難していた。そこでダニーと出会っていた。
彼は誰かを探している様子だった。
マックは再度ヴィンセントに会い、式典に出席するよう説得する。彼も息子を
失いながらもあの日救助活動をした一人。是非出席して欲しいとマックに懇願
されるも頑なに拒否してしまう。
ジョーとフラックは出勤して来たデヴォンを聴取する。実は彼女は強盗二人の
仲間で二人が来てそれを通報する役目だったが、来るのが遅れたので入れ違い
で店を出た。そして店に戻ると感づいていたショーンを撃ってしまったのだ。
彼女は強盗二人によってクスリ漬けにされていて、今日は何の日(フッフ〜)
かも知らなかったのだ。
モルグで身元不明死体(ジョン・ドー)の検視を終えて日付を記入するシド。
彼もまたあの日の自分も思い出す。次々担ぎ込まれる怪我人の手当てをホークス
らと共に必死のパッチでこなしていた。だがそこに瀕死の重傷を負った消防士を
マックが担ぎ込む。だが間もなく彼は亡くなる。沈黙する中、マックが神に
祈りを捧げると皆も従うかのように黙って祈る。
式典に出席するラボのメンバーは皆ビシっと正装して準備をする。そんな中
ネクタイに手こずるアダムはリンジーにあの日の自分を語り出す。実はアダムは
当時大学生で前日遅くまで呑みまくって昼過ぎまで寝ていたと言うのだ。そして
ニュースを見て驚いた彼は瓦礫撤去のバケツリレーに参加したと話す。だがその
バケツリレーには当時モンタナ在住だったリンジーも参加していた。彼女はTVで
知って、居ても立っても居られずに飛んで来たらしい。
式典ではマックが代表スピーチを行う。出席を拒んでいたヴィンセントの姿も
見える。民間の人達以外にも消防士や警官達が多数犠牲になったあの日。皆
それぞれに思いを巡らせていた。マックとヴィンセントも男の熱いハグをする。
それからマックは一人海岸に立つ。あの日いつものようにバスで通勤する妻を
見送った最後の姿・・あの笑顔を思い出しつつ、行けなかったオペラのチケット
をそっと海に流すのだった。
〜今回は〜
感動的なエピソードでしたが、実際に起きたそれも犠牲者が多数出たテロという
事実をストーリーに織り込むのは如何にもアメリカらしいですね。日本では
ちょっと考えにくいですね。戦争とかならともかく。しかし架空の物語をうまく
事実に当てはめるのも違和感なく描かれていてさすがというか感心しました。
さぁマックは復帰するのか?(予告ではしてたので・・)
パイパー・ラボの女性ハンナ役はValorie Curry。「ザ・フォロイング」のエマ
役と同じショート・ヘアで直ぐにピンときました。
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では、また
洗面所で髭を剃るマック。思わず10年前のあの時の前、妻クレアとの楽しい
一時を思い出す。だが現実の世界ではラジオからあれから10年だと伝えている。
ラボはいつものように・・とはいかないもののアダムは相変わらずでジョーを
ボスと呼んで嫌がられている。マックがCSIを去って4ヶ月。後任はまだ決まって
ないらしい。
眠らない街NYでまた事件発生。バーの用心棒ショーン・ピーターソンが二人組
の強盗に射殺される。巡査部長に昇進して現場に出ているダニーが捜査に当たる。
フラックは店長に話を聞く。閉店前に押し入ってきたサングラスをした二人組が
押し入って現金約2,500ドルを奪って逃走。だが何故か外にいるショーンが射殺
された。
バスで通勤するマック。車内にいる女性を見て在りし日のクレアをまた思い出す。
だがバスが停車して現実に引き戻される。
フラックはバーの店員デヴォンに話を聞く。彼女は強盗が押し入る前に店を出て
いたが、帰る際に二人組とすれ違っていた。一人は黒人だったと言う。だが用心棒
のショーンが店の前にいながらどうやって店内に入ったのか?そしてショーンだけ
を何故わざわざ殺したのか?
マックはCSIを去って今はDNAを採取して研究するパイパー・ラボで勤務している。
そこの女性研究員ハンナに何故警察を辞めたのか聞かれると、つい感情的になって
しまう。クレアの遺体はおろかDNAすら見つかっていないので思わずムキになって
しまった。
10年前のあの朝9時。ちょうどマックは取調べをしていた。周りが騒がしいのに
気づき、TVの前の人だかりを見る。そのTVからはビルに突っ込んだ飛行機の映像
が流れている。直ぐにマックの携帯が鳴る。幸いクレアは難を逃れ、マックは
直ぐに現場を離れるように言う。だが彼女の目の前で2機目がビルに飛び込んでいく。
そして電話は不通になった。クレアの名を叫ぶマックだが・・
CSIのラボに入れ替わり立ち替わりで新ボス候補が見学に来る。その一人のオタクな
男性を見てドン引き状態のアダム。だがその彼の調べで犯人が客から奪い盗った
携帯の位置情報が判明する。
何も知らず金を数えるアホな犯人二人のいる部屋にフラックとダニー率いる捜査
チームが突入。二人をボッコボコにシバキ倒して逮捕する。
逮捕した二人を聴取する。ブラックという名前の白人をフラックが聴取し、ホワイト
という黒人をジョーが聴取する。(ややこしいな。スローで2回見た)だが二人共
強盗は認めるが殺害は否定する。そしてシェルドンの調べでショーンから摘出された
弾は犯人の持つ銃の弾とは一致しなかった。
マックはカフェで初老の男性ヴィンセントと落ち合う。彼は消防士で警察官の
息子を911テロで亡くしていた。今回の10年での追悼式典に関連するプロジェクト
にマックらに協力していたのだ。
マックはそれから消防署へ向かい、式典のパスを受け取る。その時もふとあの日の
光景を思い浮かべていた。ビルから白煙が立ち込め、逃げ惑う人達の光景を・・
カフェでコーヒーを手にジョーもあの日の自分を思い出していた。TVの報道に
釘付けになりながら実家の母親に子供を頼んでいた。マックの声で我に帰る。
式典のパスを受け取り久しぶりの再会を喜ぶ。事件が進展せず、マックに帰って
来て欲しいと言うが彼にその気はない。だがマックは「何事もダブルチェックだ」
との金言を与える。
ジョーはラボで現場の血痕を徹底的に検証する。すると直接擦られた跡と犯人の
着衣で擦られた跡の2種類があったのがわかった。つまり強盗以外の誰かが出て
行ったのだ。ジョーはデヴォンが怪しいと睨む。
ジョーは血痕の説明をフラックにしてデヴォンが怪しいと話をする。その時
フラックもふとあの日の自分を思い出す。怪我をした若い女性を連れて白煙で
前後もわからないような中を避難していた。そこでダニーと出会っていた。
彼は誰かを探している様子だった。
マックは再度ヴィンセントに会い、式典に出席するよう説得する。彼も息子を
失いながらもあの日救助活動をした一人。是非出席して欲しいとマックに懇願
されるも頑なに拒否してしまう。
ジョーとフラックは出勤して来たデヴォンを聴取する。実は彼女は強盗二人の
仲間で二人が来てそれを通報する役目だったが、来るのが遅れたので入れ違い
で店を出た。そして店に戻ると感づいていたショーンを撃ってしまったのだ。
彼女は強盗二人によってクスリ漬けにされていて、今日は何の日(フッフ〜)
かも知らなかったのだ。
モルグで身元不明死体(ジョン・ドー)の検視を終えて日付を記入するシド。
彼もまたあの日の自分も思い出す。次々担ぎ込まれる怪我人の手当てをホークス
らと共に必死のパッチでこなしていた。だがそこに瀕死の重傷を負った消防士を
マックが担ぎ込む。だが間もなく彼は亡くなる。沈黙する中、マックが神に
祈りを捧げると皆も従うかのように黙って祈る。
式典に出席するラボのメンバーは皆ビシっと正装して準備をする。そんな中
ネクタイに手こずるアダムはリンジーにあの日の自分を語り出す。実はアダムは
当時大学生で前日遅くまで呑みまくって昼過ぎまで寝ていたと言うのだ。そして
ニュースを見て驚いた彼は瓦礫撤去のバケツリレーに参加したと話す。だがその
バケツリレーには当時モンタナ在住だったリンジーも参加していた。彼女はTVで
知って、居ても立っても居られずに飛んで来たらしい。
式典ではマックが代表スピーチを行う。出席を拒んでいたヴィンセントの姿も
見える。民間の人達以外にも消防士や警官達が多数犠牲になったあの日。皆
それぞれに思いを巡らせていた。マックとヴィンセントも男の熱いハグをする。
それからマックは一人海岸に立つ。あの日いつものようにバスで通勤する妻を
見送った最後の姿・・あの笑顔を思い出しつつ、行けなかったオペラのチケット
をそっと海に流すのだった。
〜今回は〜
感動的なエピソードでしたが、実際に起きたそれも犠牲者が多数出たテロという
事実をストーリーに織り込むのは如何にもアメリカらしいですね。日本では
ちょっと考えにくいですね。戦争とかならともかく。しかし架空の物語をうまく
事実に当てはめるのも違和感なく描かれていてさすがというか感心しました。
さぁマックは復帰するのか?(予告ではしてたので・・)
パイパー・ラボの女性ハンナ役はValorie Curry。「ザ・フォロイング」のエマ
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