CSI : ニューヨーク8 #18 「死の淵にて」 (終)

「死の淵にて / Near Death」(終)

ドラッグストアで撃たれて倒れている男。そして傍らにやはり撃たれているのは
何とマックだった。目を開いたままで・・・

瀕死の状態で病院に搬送されたマックはもうろうとする意識の中で亡き妻に再会
する。これは夢か？現実か？病院に駆けつけたジョーとフラックもショックを
隠せない。

24時間前。マックとフラックは若い男ルークを追い駆ける。何とか逮捕して聴取
する。ルークの持つ特殊なサングラスが銀行強盗の現場に落ちていたのだ。だが
彼は失くしたサングラスだとぬかして強盗を否定する。そして彼の祖父が弁護士
を手配する。証拠も乏しく釈放せざるを得ない。

手術中のマックはまだ幻想の中にいる。ラボにいるジョーに死なないでと必死の
パッチで懇願される。だがマックは意外と「これが寿命かな？」と返答する。

病院にキャサリンも駆けつける。心配でたまらずジョーに容態を尋ねるが、出血が
酷くかなり危険な状態が続いていると話す。

銀行の防犯映像に映る犯人一味は全員覆面をしているが、銃を持つ手の甲に浮き
上がる血管からルークと比較。だが不一致だった。

幻想の中のマックはアダムに声を掛ける。いつも陽気なアダムを羨ましがる。
そしてアダムの要望で盃を交わす。

ホークスの調べで犯人が着ていたネルシャツを調べると購入していたのはやはり
ルークだった。だが彼は犯人ではない。

ダニーはルークの祖父ハンクを聴取する。「何の事やら〜」と惚け倒すが着ていた
ネルシャツが自宅から押収されて観念して自供する。70歳を過ぎて病弱になり、
施設に入って死ぬのは嫌だと言う。在宅ケアは金がかかるので友人達（老人仲間）と
強盗に及んだと言うのだ。（まさか高齢問題が関係しているとは・・）

ハンクに飲ませる薬を買いにマックはドラッグストアへ出向く。そこで偶然
強盗に遭遇。犯人を射殺する。だが店に入って来た女性に911へ電話するように
言うが、その女は振り返ったマックを背後からいきなり銃撃する。こやつも仲間
だったのだ。（何たるサンタルチア）

幻想の中のマックはシドに会う。以前枕で儲けたシドに感想を聞くとその金を使って
大学に科学捜査研究所を建てると言う。だがそこで苦しみ出すマック・・・。現実
のマックは心肺停止状態に陥っていたのだ。

CSIチームはマックが撃たれたドラッグストアの現場検証を行う。何時もにも増して
目の色を変えて検証するメンバー。そしてフラックが防犯映像を確認するとマックを
撃ったのが女だとわかるが顔が見えない。怒りに震えるフラック。

フラックは幻想の中のマックに出会う。以前恋人ジェシカを事件で失った事を未だに
後悔しているのを告白する。だからマックには死んで欲しくないと懇願する。

ジョーとキャサリンはマックの事を語りあう。彼の人となりを改めて話す。もちろん
助かって欲しいと思うのみだが。

リンジー達の調べで現場のDNAからマックを撃った女はティーナ・ミルフォードと
判明する。直ぐに捜査網が張られる事になる。

マックのオペを見るホークスは幻想の中のマックと語りあう。独身のホークスに
そろそろ身を固めろと助言する。自分は父親になり損ねた事を後悔していると言う。

ダニーら捜査チームはティーナの家へ急行するが一足違いで逃げられた後だった。
だがフラックが逃げるティーナを追っていた。だがバスの操車場に逃げられてしまう。
そこへ大門軍団・・ではなくNYPD軍団のパトカーがアホ程やって来る。

操車場での追跡劇。ヘリまで登場してサーチライトで照らして大捕り物帳となる。
（時代劇かよ！）フラックが身柄を確保しても悪あがきするこの鬼畜女は「撃てよ！」
とほざく始末。だがフラックは怒りを抑えつつ逮捕する。

幻想の中のマックはダニー＆リンジー夫妻に会う。N.Y.は娘を育てる環境には
良くないと思っていると言い、1,2年でこの街を離れるつもりと明かす。マックは
2人の決断を尊重すると言う。

病室では未だ危篤状態のマックにキャサリンが付き添う。兄を失い、マックまで
失いたくはないと涙ながらに語る。

幻想の中のマックは再び亡き妻クレアに会う。恋人がいるとキャサリンの事を話す。
クレアも知っており「二人で幸せになって」と言って「こちらには来ないで」という
言葉を残して消える。

そして病室ではキャサリンが必死に祈りを捧げている。すると彼女の手を握り返す
マック。ようやく目を覚ましたのだ。涙が溢れるキャサリン。

6ヵ月後。いつものように殺人現場で検証するCSIメンバー。そこへ一台の車が到着。
颯爽と降りて来たのはもちろんマック。皆からはハグの嵐。死体が横たわる現場で
皆の笑顔が広がる。

〜今回は〜

これでシーズン8が終了。引き続き次回からシーズン9に突入します。お暇があれば
次回以降も読んで頂けたら嬉しいです。

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