CSI : ニューヨーク9 ザ・ファイナル #10 「偽りの1万ドル」

「偽りの1万ドル / The Real McCoy」

夜の路地裏を1人歩く女性。そして電話ボックスに入る（携帯持ってないんか！）
するとそこは秘密のバー。（「P.O.I.」にもこんな店あったような・・）そこで
ストリップショーが始まるが経営者の1人ジェイソンは浮かぬ顔だった。

朝から公園でラブラブモードのマックとクリスティーンのご両人。お互いの顔を
近づけると早速携帯が鳴る。これにはマックも目を吊り上げる。

マックは現場へ急行する。今回は園芸店の屋外のクリスマスツリー売り場で
ジェイソン・ブラックという男性が撲殺されていた。だが所持金は一部しか
奪われていなかった。

被害者のジェイソンは近所にあるレトロバーのオーナーで昨夜は売上げ金を夜間
金庫に運ぶ途中に襲われたようだった。店に関連のあるトラブルか？

アダムも珍しく朝から恋人ミッシェルとラブラブモード。一戦交えた直後なのに
2回戦を求める肉食系恋人。だがもう出発すると言うアダム。だが今日は非番。
老人ホームでボランティアをしているからと言って、後ろ髪を引かれる思いで
家を出る始末。

マックとフラックはジェイソンの恋人でダンサーのコートニーとバーの共同経営者
イーライに話を聞く。店も経営もまずまずで目立ったトラブルもなく、ジェイソン
はギャンブルが少々好きなぐらいだけで殺される理由がわからないと言う。

シドによる検視が始まる。死因は殴られた事による失血死。頭には拳銃で殴られた
痕があった。そしてジョーは顔に変なアザのようなものを見つける。

アダムは老人ホームで認知症の男性とカードゲームに興じる。だがそこへいきなり
恋人のミッシェルが訪ねて来る。頑張っている姿を見たかったからと言う。驚く
アダムだったが、目を離した隙に老人は姿を消す。

ホークスの調べでジェイソンの腕時計から指紋が採取される。だが彼は手袋で
完全に覆っていた。どうやって付着したのか？その指紋はネイサン・ブロディ
という人物と判明。

フラックとダニーは朝の市場に出向く。そこでネイサンを発見。するとお約束通り
にトンズラする。しかし速攻で逮捕。

直ぐにネイサンを聴取する。刑務所を出所してとにかく酒を呑みたくて偶然
ジェイソンのバーに入ったら入店を断られて追い出されたと言う。だが殺人には
関与していないようである。

署で保護されていたアダムの父。だが彼を見るなり大声でわめいて暴れだす始末。
ミッシェルは驚いて聞いてくるのでアダムは自分の父親だと彼女に告白する。
その父親はアルツハイマーだった。驚愕の表情を見せるミッシェル。

ホークスの調べでジェイソンの顔のアザは玩具のピストルの跡だとわかる。
そして付着物の成分にコットンやホウ酸（ダンゴ？）等だった。

フラックの調べでバーの周辺で酔っ払いの通報が急増していたのがわかった。そして
マックはジェイソンの体内からギ酸が検出されたのを知る。このバーはかなり怪しい。

アダムは父チャーリーに自分が誰か尋ねるが、息子だと思い出せない。完全に
認知症が進行しているのだ。ガックリとうなだれるアダム。

リンジー＆ダニー夫妻がバーを調べると店の酒類にエタノールが含まれていた。
（どんな酒を出しとんねん！）ここは宛ら禁酒法時代のバーなのか？

フラックとリンジーは酒の納品業者に話を聞く。ジェイソンはまがい物の酒を
拒否していたが発注されたので商品を卸しただけだとぬかす始末。その発注者は
何と恋人コートニーだったのだ。

マックとリンジーがコートニーを聴取する。バーの経営状態が火の車だったので
彼女の判断でパチモンの酒を注文していたのだった。だが粗悪品なので当然ジェイソン
は激怒。彼女とは深い溝が出来たらしい。

アダムは少年時代に父親から受けた虐待をまだ引き摺っていた。だがそんな父親
チャーリーも少年時代に虐待を受けていた事がわかった。

ホークスの調べでジェイソンとイーライはバーを始める前に屋根に断熱材を敷く仕事
をしていた。その頃叔母の家で住んでいたネイサンは家の金をくすねて屋根裏に隠して
いた。その後ネイサンは服役した。そんな時その家に仕事で来ていたジェイソンが
その隠していた金をポッポナイナイしたのだ。それでネイサンは出所後に金がないのを
知り、金をポッポナイナイしたジェイソンを突き止めたと推測する。

マックとフラックはネイサンを聴取する。「何も知らね〜」とシラを切るが屋根裏
から凶器が発見されており、弁解の余地はない。ネイサンは金を取り返しにバーへ
行ったがジェイソンに、けんもほろろに追い返されて激怒して殺害したのだった。