クリミナル・マインド9 FBI行動分析課 #20 「報復」

「報復 / Blood Relations」

(HPより)

ウェストヴァージニア州で有刺鉄線を使った惨殺事件が相次いで発生。敵対して

いる2つの一家の一員が被害者だったため、当初は家族間抗争による報復合戦かと

思われた。有刺鉄線を盗まれた農家の人々いわく、これは「マウンテンマンの仕業」

らしい。やがて、両家がバイオ燃料の製造法を開発しエネルギー会社に売ろうと

していたことが分かり、家族の中でその利益を得られない者の犯行ではないかと

BAUは考えるが……。

(以下、ネタバレ）

被害者家族のハワード家とリー家は禁酒法時代からの因縁のある敵対関係の間柄

だった事がわかる。そんな中、新たな犠牲者が出る。リー家の嫁マディが車で

引き摺られて首を引き千切られたのだ。両家共麻薬への関与は否定するが、両家

の通販履歴を調べるとそれらを製造するかのような薬品をアホ程購入しているのだ。

捜査チームはリー家の所有する農場へ急行する。だがそこで製造していたのは麻薬



ではなくバイオ燃料だった。ガルシアの調べで両家共にバイオ燃料でしこたま儲けて

いたが、ハワード家の親戚ケイレブは前科てんこ盛りで儲けのお零れもなかった。

捜査が暗礁に乗り上げる中、ハワード家の女当主シシーが誘拐される。BAUはケイレブ

の所在を突き止めて会いに行くと、今はサムと改名して子供達の更生に尽力している

のだった。ブレイクがサムに話を聞くと幾つかの事実が明らかになる。彼に改名を

勧めたのは他でもない叔母のシシーであり、そんな彼女も他所からハワード家に嫁いで

来ていたのだった。そしてリー家の主マラカイによるとこやつの妹だったのだ。まだ

16歳の頃にこの兄妹は禁断の一歩に踏み入れてシシーは妊娠してしまう。結局マラカイ

は逃げ出す。シシーは見知らぬ女に出産を手伝ってもらいその子を引き取ってもらう。

その数年後、シシーはハワード家に嫁いだのだった。犯人はその息子だったのだ。

シシーを拉致してこやつを引き取って育てた母親を看取って生みの親を殺そうとして

いるのだ。マラカイの証言でそやつのいる小屋を聞き、BAUは急行する。小屋に罠が

仕掛けてありSWAT１名が犠牲になる。そして近くの池にいるシシーを発見するも、

ブレイクは犯人に襲われる。揉みあいになり池に落ちた犯人に向けてロッシ達は銃を

撃ちまくるが、死体は上がらなかった。シシーは無事に保護されマラカイに付き添われ

ながら署を出ると、両家の親族一同が待ち構えていて説明を求める。そしてとある

山の小屋に泊まりに来たカップルが犯人に襲われるのだった。



(今回は・・・）

久し振りに犯人が逃げてしまうエピソードでした。まぁドラマの話なので別に構わない

ですが、でもスッキリしないラストでした。何れ捕まえるといいんですが。

では、また