CSI : 15 科学捜査班 ザ・ファイナル #11 「ムササビ人間」

「ムササビ人間 / Angle of Attack」

(HPより)

路上で不自然な方向に引きずられた変死体が発見される。死体には多数のガラス

が突き刺さっていた。IDから被害者は、近くのオフィスタワーの30階に勤務する

会計士と判明する。彼のオフィスは荒れ放題で、窓の分厚いガラスは何かの物体

が衝突したように突き破られていた。現場からは燃料の残留物が見つかり、CSI

はロケット推進式の何かが会計士の身体に衝突したと推測する。周辺を徹底捜索

した市警は、新たな死体を発見する。

(以下、ネタバレ）

ホッジスはこれがロケットエンジンではなくジェットエンジンの飛行物体が飛ん

で来たのだと推測する。ニックがその飛行物体の落下先を特定し急行するとズタ

ボロのタクシーを発見。車内にはミンチと化した死体が散乱していた(異臭付き)。

調べた結果犠牲者はジェットエンジンを装着した空を飛べるスーツ（通称ムササビ

スーツ）を着用して飛行中に何らかの原因で墜落したと断定する。DNAから犠牲者

は空軍パイロットのホランド大尉と判明する。空軍のミルズとホランドの妻アマン

ダに話を聞く。今回のスーツは民間のTRP社が製作した試作品で、ホランドも非番



の時の事故だったので空軍はホランドに責任を押し付けようとする。グレッグが

実験するとスーツはパラシュートが作動しないように細工されていたのがわかる。

これは巧みに仕掛けられた殺人なのだ。ニックとクロフォード刑事がTRP社に出向

き、スーツ製作に関わるフェリス大尉に話を聞こうとするが協力的でない。不審

に思い署で聴取する。だが頭を痛がって終いには酷い痙攣を起こして吐血しながら

死んでしまうのだ。ロビンスの検視の結果、フェリスは航空病ヘイスを患っていた

のが判明する。ニック達は令状を取ってTRP社のガサ入れを始める。そしてラッセ

ルはホランドの上官ミルズ少佐にデータ提出を求める。それによるとホランドは飛

ぶ前に既に死んでいたと断定。グレッグの調べでTRP社の美人CEOメイソンの住むタ

ワービルの部屋からホランドがムササビスーツで飛び出したと断定。どうやら飛行

訓練前にメイソンと夜の訓練をしていて、興奮し過ぎてヘイスを発症して死亡。

それを隠蔽しようとメイソンは彼の死体をムササビスーツで飛ばしたと推測する。

メイソンは聴取に対しても時給800円・・じゃなかった800ドルの弁護士を雇って

「何の事やらハラホロヒレハラ・・・」ととぼけ倒す。だがグレッグ達は彼女の

部屋からホランドの血液やら精液やら色々採取する。タワービルの防犯映像には

ホランドとアマンダの口論する映像がバッチリ映っている。ラッセルは彼女を聴取

する。夫の浮気を疑って口論したまでは認めるも殺害は否定する。ホッジスの調べ

でホランドは利尿剤を服用後に訓練していたのが判明。そんな中、ヘンリーの調べ

で意外な事実が発覚する。メイソンの部屋のベッドからはホランドの精液と共に

何とミルズ少佐の精液もついでに発見する。ホランドの浮気相手は女性上司では

なく男性上司だったのだ！(ヒエ～ヒエ～・・).。別れ話を切り出されて逆上して

撲殺しムササビスーツで外へ飛ばしたのだ。これこそ男同士の痴情のもつれだった

のだ（何たるサンタルチア！）。事件解決後、茫然自失のアマンダに声をかけるの

がやっとのラッセルだった。



(今回は・・・）

男同士の痴情のもつれという結果でした（勘弁してよ・・）。ズタボロタクシーの

持ち主としてチラっと出演したのはRobert Romanus。懐かしい映画「初体験/リッジ

モンドハイ」で奥手の主人公にあれこれ自慢する嫌な友人役で出てましたね。あれ

に出演していたフィービー・ケイツの美貌が懐かしいです。では、また