エレメンタリーホームズ＆ワトソン in NY #22 「復讐するは我にあり」

「復讐するは我にあり / Risk Manegement」

前回ラストからの続きでモリアーティを名乗る人物からホームズに電話がかかる。
彼は指令を出すだけで多数の手下どもが色々と計画を実行に移すとぬかす。
ホームズが「アイリーンを殺したのはお前か？」との問いに、ある依頼が解決出来た
なら答えると言う。それはウォレス・ロークという人物の殺害犯を探し出せという
ものだった。

すっかりやる気モードでウォレスの情報を調べて捜査を始めようとするホームズに
対してワトソンは疑問を持つ。あの電話の人物が本当にモリアーティなのか疑わしい
と言うが、ホームズは完全に捜査にやる気マンマンだった。

グレッグソン警部は友人の娘がドラッグから縁を切ったがそのリハビリに協力して
欲しいと以来するが、きっぱり断る。

ホームズとワトソンはウォレスの妻に会って話を聞く。彼は車の整備士でモリアーティ
は元より英国人自体に付き合いはないらしい。とりあえず彼の遺品を幾つか借りていく。

ワトソンの調べでウォレスは殺害時は無抵抗だった。だが彼は元陸軍特殊部隊出身
なので不自然だ。ホームズが遺体の写真をよく見ると最初の一撃で気絶させて刃物で
刺しまくっていた。これは計画的な殺人である。

ワトソンはアイリーンについて尋ねるとホームズはいきなり「SEXを教えられた」と
別に聞きたくもない事を答えられる始末。そしてウォレスへの郵便物に新しい携帯が
あった。だが送付先の住所が不自然なのに気づく。

ホームズとワトソンはサッター危機管理会社に出向く。ここから携帯が送られて
ウォレスはそれを使用していて彼を監視していたとホームズは持論を展開する。
暴かれた代表のダレンは認めるがそれ以上は知らないとぬかす。だがホームズは
彼が犯人だと断定する。

ダレンの著作本によると22年前に同居していた彼の姉が侵入者に殺害された。
丁度帰宅してきたダレンは鉢合わせになったが逃げられた。だが彼の証言から
出来た似顔絵はウォレスそっくりだった。だから22年も経った今頃復讐したのか？

ホームズはダレンと2人で話をする。いきなりウォレスを殺したのはあんただとの
決め打ちに呆れる。もちろん否定しモリアーティの名前も知らないと言う。

何度もしつこくリハビリへの協力の件を勧める警部に文句を言うワトソン。警部も
ホームズの実力には一目置いているが、人間的には認めておらず同居までする彼女
を心配していた。だが警部のおせっかいを拒否する。

そんな中、ダレンが突然ウォレス殺人を認めて出頭してくる。ホームズは彼の家に
モリアーティの仕掛けた盗聴器があるのに気づいて自主したと言う。やはりダレン
はモリアーティを知っていて恐れたのか？

その夜、モリアーティから再び電話がかかる。彼が言うにはウォレスの姉が殺害
された時ウォレスはサウジにいたとぬかす。

ホームズの調べでやはりウォレスはダレンの姉が殺害された時はサウジにいた。
そしてその姉殺害現場には未確認の指紋があった。

ホームズはモリアーティが如何に危険かを語る。だがワトソンは意に介さない
様子なので捜査を続行すると話す。

ホームズは拘留されたダレンに話を聞く。だが彼はあくまで姉を殺したのは
ウォレスだったので復讐したと言う。

ワトソンはダレンの妻ケイティーに会って話を聞く。彼女がダレンと知り合った
のは彼の姉の追悼集会だったと話す。ダレン逮捕は残念だが、復讐を果たしたの
にはホッとしているらしい。

捜査が暗礁に乗り上げる中、ホームズはイライラしてしまう。それを見てワトソン
はビビリつつサッター夫妻の写真を見てピンとくる。

ホームズは警部らと共にケイティーに会って話を聞く。「何の事やら〜」と惚け
倒すが追求すると自供する。実は彼女は22年前は夫がいてダレンとは不倫中だった。
そして彼の家で姉の殺害現場を目撃した。だが犯人は捕まらず。その事で精神的に
ショックの大きいダレンは何度か自殺未遂を犯した。それで最近姉殺害犯に似た
ウォレスを犯人だと嘘をついたのだった。つまりはウォレスは無関係なのに
ダレンに殺害されたのだった。（何たるサンタルチア）