White Collar S4 #12

「動き出した黒幕」

前回ラストで移送中に殺害されたフリン。その移送を命じたのがテレンス・
プラット上院議員だった。彼は以前はワシントン署の警部だった。エレン
たちが追っていた汚職警官の一人なのは間違いない。彼はフリンに口を割ら
れるのを恐れて消したと推測する。

連邦保安官局からエレンの荷物が届けられた。ニールとピーターは中を見る
と小さな鍵が入っていた。ニールは何の鍵かをモジーに調べさせると言う。

何の鍵かを調べるモジーに補佐役兼お目付け役としてジョーンズが帯同する
事になった。渋々承諾するモジー。

公務でN.Y.に来ていたプラットをFBI本部に招く。ピーターは何故フリンを
ワシントンに移送しようとしたのか？尋ねると、プラットは地元有権者に
犯罪撲滅をアピールしたかったからだと答える。そしてニールはフリン殺害
を命じたのは誰か？と直球ストレートな質問を投げつける。だがはっきりとは
返答せず、逆にニールの事を尋ねる始末。ピーターはベネット刑事の名前を
出すと「気の毒だった」と業とらしい答えをする。ニールはプラットの秘書が
持っている彼のスケジュールをすかさずチェックする。このプラットを演じる
のは、つい先日「CSI」の時にも（#12）で紹介したTitus Welliver。
「グッド・ワイフ」のグレン・チャイルズ役でお馴染みです。こういうおっさん
イイですねぇ。

ピーターを訪ねて来る上司のヒューズ。プラットが黒幕なのは明らかなので、
捜査許可をもらう。だが今回ばかりは相手が上院議員だけに難航するのは必至
である。エリザベスも不安の表情を隠せない。

まずはプラット行き着けの理髪店にダイアナが潜入する。荷物を預けたが
携帯だけは手放さないので、マニキュア（！）を勧める。蒸しタオルで目を
覆ってササっと携帯を業とらしく落として、その隙にシムカードを抜き取る。
さらにバッグに小型のカメラも仕込んでおくのに成功する。

ピーターらが早速プラットのバッグのカメラ映像を見る。そこには開発業者の
エドワーズと何やらこそこそと話している。そして「オールドラインが・・」
と話している。オールドラインとは何ぞや？

モジーはジョーンズを連れて鍵の専門家の元へと出向く。だがこの男ジマーは
自分から出す質問（？）に正解しないと教えないとぬかす始末。

ニールの調べでオールドラインはエドワーズの会社でプラットとは資金の援助を
したりされたりという関係だった。だが密かに会うのは何故か？ピーターは
その答えを得たと言うが、彼の乗る車のブレーキが効かなくなり、追突事故を
起こしてしまう。

病院に駆け付けるニールとダイアナ。一命は取り留めるが、エリザベスはニール
に対してこれ以上ピーターをこの件に関わらないように話してと言う。元はと
言えばニールの家族の問題から発展していっただけに答えに迷うニール。

ダイアナの調べでエドワーズは市に提出する建築計画を何度も訂正して再提出を
繰り返している。そして日付も過去のものに偽装している。建築家も何人も解雇
している事実も突き止める。そこでニールが建築家に成りすましてエドワーズの
虚栄心をくすぐり、資材を変更させて逮捕する算段である。

モジーは万が一の為にちゃっかりと鍵の型をとってあった。だがジマーからの
質問の答えはわからないまま。

ニールは建築家に成りすましてエドワーズが設計中の建物に潜入する。エドワーズ
はニールを見るなり「誰だ貴様！どこから入った？」と迫るが、さすがのニール。
言葉巧みに適当な自分の案を言って、すっかり気にいられて契約をとりつける。
だがそこへプラットがやって来る。ダイアナが時間稼ぎをして会いに来るのを
遅らせている隙にニールは退散する。このエドワーズを演じるのは、この人も先日
「Cold Case」で紹介したReed Diamond。「メンタリスト」や「名探偵モンク」の
時も紹介したので、早くも私のブログだけでも4度目の登場です。

ピーターがようやく意識を取り戻す。喜びの

をするエリザベス。
その頃モジーとジョーンズはジマーの元を再び訪ねて鍵の事を聞く。だが
モジーのチャッキー人形（？）が欲しいとぬかすので、ジョーンズは怒って帰って
しまう。だがジマーが鍵を洗浄すると特殊な鍵だとわかる。喜び勇んで帰るモジー
だったが、物陰から家政婦の如くジョーンズは見ていた。

ピーターの面会に来たジョーンズは鍵のコピーをジマーに作らせていたのだった。
そしてニールも面会に来る。だがエリザベスに言われていたので進展具合は
言えなかった。

ダイアナの調べでエドワーズがまた新しい資材を購入する情報をキャッチした
ので、その電話を傍受してピーターが取り次ぐようセッティングする。何も
知らないエドワーズは電話相手のピーターに資材を注文した所でジョーンズらが
出向いて御用と相成った。

ヒューズがエドワーズを詐欺罪で聴取するが、プラットという後ろ盾がいるので
罪を認める気配すらない。その頃ピーターはTVを見ているとプラットが取材に
答えていて「エドワーズには失望したよ」と話している。（とかげの尻尾切り）
なのか？そこへニールが突然現れてプラットを問い詰める。だが彼はベネット
こそが警察の汚点だとぬかす。これには仏のニールもブチ切れ寸前。「絶対に
暴いてみせる」と言うが、プラットは「それは無理。お前らのチームは
もう終わったよ」と自信の笑顔。