Person Of Interest S2 #14

「決別」

今回マシンが弾き出した対象者はローガン・ピアース。大学を中退してSNS
サイト「フレンザー」をパートナーのジャスティン・オグリビーと立ち上げた。
そして会社は間もなく上場するらしい。

カーター刑事はタレコミのあったデビッドソン刑事の調査を行っている。
ファスコ刑事も興味を示すとスティルス刑事の事も話題に上がり、飲みかけ
のコーヒーを吹きそうになる。そしてフィンチからはピアースが訴えられている
裁判を調べて欲しいと言ってくる。

リースはヘッジファンド・マネージャーのジョン・ワイリーとしてパーティー
に潜入する。パーティーに出席しているケイマン夫妻のSNSサイトはフレンザー
の影響をもろに受けているらしい。そしてピアースはジョンに気づき近づいて
来るも興味はないらしい。その後催されたオークションでジョンはピアースの
倍額を提示して競り落とす。終了後にピアースは姿を消すが、実はケイマンの
妻シンシアを熱い

事業だけでなく妻まで寝取るつもりらしい。

ピアースはその自由奔放で我がままな性格から取締役会の幹部メルボーンには
目の敵にされている。そしてまた姿を消したのでリースも慌てて捜すと今度は
何とヘリコプターで何処かへ行ってしまう始末。

2001年。ネイサンがフィンチにTVを見せるとそこにはビルに突っ込む飛行機の
映像が流れている。世に言う911テロである。ネイサンは「今日から世界が
変わる」と言う。

ピアースがパンツ一丁にジャケットだけを羽織ってクリーニング店にやって来る。
店員はフィンチ。預けられていたスーツを渡して、カードを速攻ですり替える。

フレンザーが小企業を次々買収していてそこから弁護士同伴で不服を申し立てに
来ていてもピアースは狸寝入りする始末。そしてエミリー・モートンという女性
の代理人も来て、彼女の作った交流サイトを売る約束を反故にされたと言って
くるも本人は行方不明らしい。

ピアースが愛車の白のマクラーレンですっ飛ばすのをバイクで追うリース。
だが車が止まらない。何者かがハッキングしてブレーキを効かなくしていたのだ。
フィンチがPCから何とかブレーキにアクセスして事故を回避する。しかしそんな
心配をよそにピアースは高級車をさっさと乗り捨ててタクシーで帰ってしまう。

リースはピアースのオフィスに乗り込んで護衛をシバキ倒して直談判に出る。
「あんたは命が狙われている」と伝えるとピアースは思わずニヤリ。
ピアースを演じるのは「ブレイクアウト・キング」でロイド役だった
Jimmi Simpson。今回もかなり個性的な役柄ですね。

2009年。既に然るべき所へ納品されたマシンの使い道を後悔するネイサン。
だがフィンチは手放したマシンに興味はなく、ネイサンが考える人助けにも
関心すら示さなかった。

2013年。フィンチとベアー

はエミリーがピアースに約束を反故に
された怒りの模様のTV映像を見ている。リースはピアースが車を同じ新車に
代えているのに気づくと、彼は時計も「200万だ」と自慢しくさる。

取締役会でピアースは解任されてしまう。だが懲りずに自宅で乾杯する始末。
だが呑んだ酒に何者かが毒を盛ったためにアレルギー反応で倒れてしまう。
だがリースが肺に空気を送り込む応急処置で難を逃れる。

ピアースはリースに語る。元々ピアースはカメラ店の息子だった。だがデジカメ
の波に乗り遅れて家族は全てを失った。彼の信条は「変化に備えていれば
ダメージは避けられる。技術は廃れるが人との繋がりは廃れない」と言う。
（なんかジャパネットの社長が言いそうな言葉・・）

フィンチとリースは深夜の路地裏でピアースの話をしていると何と本人が現れる。
彼はフィンチにカードをすり替えられたのも車のブレーキを止めてもらったのも
知っていたのだった。そしてフィンチの存在に興味深々な様子。だが命の危険を
告げるとリースを連れて何と地球の裏側ロシアのサンクト・ペテルブルクまで
逃げる始末。

カーターの調べでピアースが呑んだワインのデカンタから採取した指紋は彼の
顧問弁護士ジェレミー・キャンベルのものだった。

ピアースは自分たちがいる地下のバーに、よりによってキャンベルを呼んで
いた。フィンチから悪巧みを伝え聞いて問い詰めると否定して文句を言うので
リースが速攻でシバキ倒す。だがオグリビーら他の友人たちも呼んでいたの
だった。（何たる・・）

地下のバーでくつろぐピアースに付き合いきれないリースが外に出ると、
フィンチからの連絡で再度マシンがピアースを弾き出したと言う。そして
指定されたホテルへと向かうと部屋にはエミリーが銃を構えて立っていた。
彼女に話を聞くとピアースから「僕と君は命を狙われている。」と言われた
らしい。そしてエミリーのSNSとの共同プロジョクトを立ち上げる予定だった
との事。実は二人が狙われていたのだった。

夜の橋の上で呼び出されたピアース。その相手はジャスティン。彼こそが
ピアースを狙う首謀者だった。というのもピアースはフレンザーの競合相手の
エミリーとまで共同で事業を拡大しようとしていた。だがそれは会社内部の
人間にとっては、一つ間違えば自分たちの首を絞めかねない行為だけだった。
そんな勝手なピアースを許せないジャスティンは殺し屋を雇ってピアースを
消そうとした直前に我らがリース登場。速攻で彼らをシバキ倒す。