CSI : 13 科学捜査班　#11 「殺しの生中継」

「殺しの生中継 / Dead Air」

嵐の夜のベガス。地元TV局ではニュース番組が生放送中。だが外からの中継中に
突然停電でスタジオ内は真っ暗になる始末。いかにも生意気そうな女性キャスター
のテレサは「何よこれ〜素人集団の集まりなの〜」などとクソ生意気な事をほざく。
そして電源が復旧して明るくなると、テレサは痙攣をおこしながら突然倒れてその
まま死んでしまったのだ。（逝って良し）

事件の一報を受けてラッセルとサラが現場に急行する。今回はTVのニュース番組の
生放送中に20秒間停電し、復旧するとキャスターが死んでいたのだ。あいにく今や
TV局も機械化が進み、スタジオ内はキャスター1人。他のスタッフは調整室から
見ているのだった。バルタン刑事曰く「TV局も全自動だよ」

デビッドが現場で検視を始める。死因はナイフで刺された事による失血死だった。
サラは現場の血痕のしたたり具合から犯人は停電の隙にチャチャっと刺して
チャチャっと逃げたと推測する。

ラッセルとバルタンはプロデューサーのポールセンに話を聞く。彼によるとテレサは
クソ生意気だったので嫌っている奴はタップリいるらしい。とりあえず停電中に
テレサの近くにいた3人に話を聞く事にする。

フィンは3人のうちの1人でお天気お姉さんのレイニーに話を聞く。彼女によると
フレッドは中継レポーターのエラをキャスターにしたいようだったが、女王様が
認めなかったと言う。そして「テレサはクソ生意気なのよ」と言ってニヤリ。

グレッグはテレサの付き人チャドに話を聞く。「あのクソ生意気女死んだの？」
と喜ぶ始末。殺害時は彼女の命令でコーヒー（なんかややこしい種類の）を買いに
出ていたと言う。とにかく死んで喜ぶ始末。

モーガンはITと証明を担当するデニーに話を聞く。血液反応が出ないか指をチェック
するとデニーは「俺があのクソ生意気女を殺したと疑ってんの？」と言ってニヤリ。
そして刺し方を実演してモーガンはビビりまくり。

ニックがTV局の外で検証していると中継車両が帰って来る。レポーターのエラと
スタッフのロビーは「あのクソ生意気女に親しい奴はいないよ」と口を揃えて
答える始末。テレサという人物はかなりの嫌われ者だとわかる。

サラの携帯にグリッソムから電話が入るが切ってしまう。そして検視をしている
ロビンスに聞くとテレサは首を刺されて脳幹を切断されていたのがわかった。
一突きで即死状態だったのでプロの犯行の可能性もある。

ラッセルは停電の原因を探ろうとネバダ電力の送電線を見に来ると何と爆破されて
いたのだ。この停電は偶発的事故ではなく、計画的な事件だったのだ。

ラッセルとサラは爆破現場から回収した紙片と爆破装置と思われる携帯の復元を
試みる。うまくいけば犯人に関する指紋等が採取出来るかも知れない。

ホッジスの調べでテレサのコップから尿が検出された。グレッグはチャドがいたずら
で混入したと推測。そして遺体から採取した緑色の物質は刃物の刃先を研ぐ薬品だと
判明する。それで研いだ刃物でテレサを・・・

レイニーが殺害時刻直前のエラの中継映像のテープを持って来る。フィンとモーガン
と3人で見る。レイニーによるとこれは録画映像だと言う。つまりはその時刻は
エラにアリバイがないという事になる。

モーガンはデニーに助言を求める。彼によると中継車両の位置から、実際には生中継
でない事が判明した。だがエラは何故ニセ中継を放送したのか？

フィンはエラをそしてニックはロビーをそれぞれ聴取する。2人共中継の偽装は認める。
だがそれは録画を生放送として流している間に2人はモーテルでナニをしていたのだ。
だがエラは、テレサが何か事件を追っていたようだったと話す。

ラッセルとサラがテレサの自宅を捜査する。(まだしてなかったんかい！）そこで
部屋一面に放火事件に関する新聞記事やら写真やらを貼り倒していた。(アメリカ人
はよく部屋に貼るよね）そして取材手帳らしきノートも見つけるが文字は全て速記で
書かれていた。

サラとフィンは専門書片手に速記の解読を始める。(専門家を連れて来た方が早いやろ！）
そして17年前の未解決の連続放火事件に辿り着く。GHというイニシャルを見つけて、
フィンは送電線の爆破現場で発見された遺体がギャレット・ハワード(G.H.）と気づく。

ロビンスの検視によるとハワードは焼死ではなく首にテレサと同じ刺し傷があった。
2人は同一犯に殺されたのだ。

ラッセルはテレサ宅でサラに元気がなかった事が気になって声をかけるが、心配無用
と言う。そしてレイニーの天気予報の録画を見ると2人の遺体に付着していた同じ緑の
物質がスカートに付いているのがわかった。

ラッセルはレイニーが犯人だと考えて話を聞きに行くとデニーがスタコラサッサと立ち
去るのでモーガンが後をつける。そしてグレッグの調べで殺害されたハワードとデニー
は同じ戦場に行った同期の桜だった。だがデニーは備品を盗むので除隊させられていた。
という事はモーガンが危ない！Oh My God !

モーガンの呼びかけにも応じずデニーはTV局の外へ出ると報道陣に取り囲まれる。そこへ
ラッセルとバルタン刑事も到着。するとデニーはいきなりナイフを出して「俺とテレサは
愛しあっていた。だから俺は殺ってない！」と吠える。モーガンは説得するが血迷った
デニーはナイフを自らの胸に突き刺して死んでしまった。(逝って良し）

ヘンリーの調べでテレサの部屋から回収したワイングラスに付着していたDNAとナイフの
DNAが一致。デニーの言った通り愛しあっていたのがわかった。

納得がいかないラッセルは事件が起きた20秒間を再現する。CSIメンバーにそれぞれ
デニー、レイニー、チャドの役をさせて再現するが3人共20秒では殺せない。(ハナから
再現しとけよ！）だが調整室にいるポールセンなら余裕のヨっちゃんで殺害出来る。
彼が犯人に間違いない。

ラッセルとサラはポールセンを聴取するが「何も知らね〜」とシラを切る。だが証拠が
次々提示される。まずは死んだハワードを以前爆破専門家として取材していた。次に
その同期の桜デニーを採用した。だがそのデニーがお局テレサと寝んごろとなったのは
想定外だった。テレサが連続放火事件の現場にいつもポールセンが来ているのを不審に
思っていて疑い始める。それに危機感を募らせてテレサと、ついでにハワードも殺害した
のだ。送電線の現場から指紋も採取されていてポールセンは御用となった。